光明真言法供養を通して色々な感想をいただきます。
そちらで私が感じましたのが、素直な気持ちで佛様に手を合わされる方は良い方向に行きやすい、といったものです。
観音経には観音様を礼拝する功徳が色々と書いてあります。
涅槃経にも
「交通の要所には如来のストゥーパを建立せよ。誰であれ、そこで花や香料や顔料を献げて礼拝したり、心を清めて信じるならば、そのことによって彼らには長きに亘り、利益と安楽がもたらされるであろう。」
と記してあります。
『現代宗教研究所「葬式仏教」を考える』より
https://genshu.nichiren.or.jp/publications/post-4169/id-4169/
「この心を清めて信じるならば」というところがとても大切で、どうしても叶えて欲しいことがあって、佛様にお願いする気持ちはよくわかりますが、
いつしか願望を成就する道具のように、金にものをいわせたり、脅したりして、神仏に願望成就を強制するようになると、それはそちらの神仏に対して礼拝をしてないのではないかと思います。
そもそも人間の力の外で動かれる存在を使役出来ると思うのは無理筋です。
難しく考えないで、素直な気持ちで手を合わされてご信仰される佛様と向き合うのが大切でしょう。
合掌