本日は、旧暦の2月15日で、お寺によってはお釈迦様のご入滅を偲び報恩謝徳の法要を営む日になります。
当庵では涅槃会のご法楽として理趣分と自我偈に舎利礼文をお唱えいたしました。
「毎に自らこの念を作す 何を以ってか衆生をして 無上道に入り 速やかに佛身を成就することを得せしめんと」
南無釈迦牟尼佛
さて、余談ですが、昨年の「陰陽師とは何者か―うらない、まじない、こよみをつくる―」展で知ったのですが、明治時代に太陰暦から太陽暦に強制的に改暦される際、大きな混乱を伴ったようです。
12月は1週間しかなかったそうで、佐賀県を始め各地では大きな抗議運動が行われたとか。
ですから、旧暦を大切にされるお寺や地域が多く残るのは当然だと思いましたし、何故、新暦と旧暦で法要が二つあるのか理由を知ることができて、大変勉強になりました。
明治政府の仏教への影響は残り続けますね。