私が在家の頃、日蓮宗のお上人様とご縁があってお話を伺ったことがあります。
そのお上人様は、俗にいう霊能者でした。
どうしてそのように霊感があるのか、とお尋ねしたところ次のような回答が返ってきました。
「若い頃は苦しい人生を送ってきましたが、仕事や何をする時でも只管お題目をお唱えし続けました。そうしましたら道が開け霊感が身に付きました。」
こちらは今振り返るとどうすれば良いか悩んだ時の核心を得た答えをいただいていたと思います。
同じように不動尊信仰で道が開けた在家の僧侶が身近にいました。
真言宗では弘法大師信仰で、天台宗では元三大師信仰で救われたという方のお話を伺ったことがあります。
そして、『陰隲録 』という中国の名著でも、大雑把に記すが、何もしていない時でも准胝佛母の真言を唱えている状態になれ、そうすれば人生が良くなると書いてあります。
これは一つの答えとして、信仰がとても深くなり、真言を真剣に唱えるという一密が成就したのでしょう。
(お題目を真言と言うと日蓮宗の方に怒られるかもしれないがご容赦ください)
勿論、現実的な努力も必要ですし、出来るだけ悪いことをしないで良いことをするよう心懸けることも大切です。
皆様もご縁のある神佛がいらっしゃったら、迷わないで細く長く御信仰を続けて、その道をお深めになってください。
何かしらのお導きがあると存じます。
また、御真言を唱える際は、
ご縁のある神佛の御真言に加えて光明真言をお唱えされては如何でしょうか?
光明真言は全ての佛様の総呪なので神佛は何方様も御嘉納くださいますし、
古来より高僧方が霊験あらたかな真言としてお唱えされることを勧められております。
オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン
合掌