持寶庵のブログ

光明真言法にて、神佛へ感謝の御法楽、生きている方の滅罪と故人様・ペットちゃんの菩提を弔います。夢は保護猫ハウスを作ることです。町の行者です。霊感はありません。相互供養・相互禮拝。合掌

滅罪

カルト宗教信者の原動力には罪を消すというものがあるとここ数日で学びました。
酷いお金の取り立てや献金、命を奪うことすらも相手のためになるという思想です。
冷静な視点で見ると相手に無理強いしているので、罪作りです。

では、佛教ではどのように考えるのでしょうか?
残念ながら私の知識ですとこのように教えられた、という部分でしかお話は出来ませんが。


羽田先生のブログから引用させていただきます。

そもそも仏教でいえば悪い自覚がないことの方が大きな業になるのです。

そもそも懺悔は自己が悪いからするのではない。自己の実相が仏性だからこそするのです。

仏教の懺悔は反省なんかとは違う。もうどう考えても反省の仕様のないところ、悪い自覚がまるでない。それだからこそ懺悔する。

善悪の悪を懺悔するのではない。生き物のサガを懺悔するのだ。

それを言うのが懺偈文。

https://konjichouin.hatenablog.com/entry/2022/05/06/034301

真言宗の檀信徒経典では懺悔文を一番最初にお唱えします。
我昔所造諸悪業 [がしゃくしょぞうしょあくごう]
皆由無始貪瞋痴 [かいゆむしとんじんち]
従身語意之所生 [じゅうしんごいししょしょう]
一切我今皆懺悔 [いっさいがこんかいさんげ]

私が昔から造ってきた諸々の悪しき行いは、
すべて始まりもない太古からの貪りと怒りと愚かさを原因として、
身体と言葉と心によって生まれたものである。
それら全てを私は今みな懺悔する。

普段の生活においても、意識的にした悪いことは罪の意識がありますが、無意識に蟻を踏み潰しても認識出来ないでしょう。

小僧時代に私が兄弟子から言われた最強の法は「五体投地」と「お施餓鬼」である、でした。
(私の一門での話です)
どちらも懺悔して罪を滅することに繋がりますし、
心から行うのであれば道理として無理がありません。
しかしながら、体が不自由な方は五体投地は出来ませんし、
お施餓鬼も伝授を受けなければ修法することは叶いません。
勿論、代わりに修法してくださる方やお寺に出逢えるなら、そちらは素晴らしい御縁ですね!

では、檀信徒の皆様はどうすれば良いかというと真言宗では
「光明真言」をお唱えすることを勧めることが多いようです。
光明真言の功徳の一つに滅罪がございます。

また、中国、袁了凡著書の「陰騭録」には無意識に准胝佛母の真言を唱えるくらい真言を唱えなさい、とありました。
こちらも滅罪に素晴らしい効果を発揮する御真言です。
(本の名前を間違えておりました。修正しています。)

ですので、こちらをお読みの皆様も日常生活の支障にならない範囲で、コツコツと光明真言をお唱えされては如何でしょうか?
勿論、道を開くには現実的な努力と無罪の七施等の善行を心がけることも大事ですから、そちらもお忘れなく。

当庵では毎月1日から3日まで光明真言法を厳修いたしております。
ご先祖様の供養、神佛への感謝、併せてお施主様の滅罪生善をお祈り申し上げます。

次回の光明真言法供養は8/1〜8/3です。
締切は7/28になります。

詳細は下記まで。
https://jihouan18.hatenablog.com/entry/2022/06/24/152934