師匠の寺での出来事です。
僧侶になって人生の一発逆転を狙う集団が泊まったことがありました。
朝のお勤めで、先祖供養と御祈願を行うのですが、何方もご先祖様への御供養を申し込みませんでした。
菩提寺様で頼まれているというなら話はわかりますが、そうではありませんでした。
それを見た兄弟子が、
「先祖供養をすることは祈願に繋がるのにね」
と残念がっていたことを思い出します。
ご先祖様を御供養すれば喜ばれて、人生を一緒に歩んでくださいます。
一番身近な方々を忘れて神佛に現世利益を祈られても、お力添えが難しいのではないか?と思われます。
それは例えば穴の空いたバケツに水を注ぐようなものです。
せっかく頂戴した加護を保つことが難しいでしょう。
今の我々の命があるのはご先祖様あればこそ。
ご先祖様に感謝を申し上げ、よくお手をお合せください。
その際は是非、お浄土で安らかでありますよう光明真言をお唱えください。
大日如来様の慈悲の光が、唱える方もご先祖様もお包みになり罪を消してくださいます。
オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン
合掌
当庵では光明真言法による供養を受け付けております。
詳細は下記まで
https://jihouan18.hatenablog.com/entry/2022/06/24/152934